<はじめに>
学校法人愛知産業大学は、昭和23年、愛知女子工芸高等学校の母体である財団法人常懐学園にはじまります。昭和37年には建学の精神「社会から喜ばれ歓迎される人材の育成」を掲げて愛知女子工芸高等学校を男子の東海工業高等学校に改組、中堅技術者の育成に今日まで取り組んでまいりました(愛知産業大学工業高等学校と改称)。現在は愛知産業大学大学院をはじめ、大学、短期大学(通信制のみ)、高等学校(2校)、中学校、幼稚園、専門学校(3校)など9校からなる総合学園に発展してまいりました。 しかし、少子時代を迎え私学経営の将来は多難なものがあります。学校法人愛知産業大学は、未来に向けて社会に必要な教育機関としての使命を果たすために、教職員一同懸命の努力を重ねています。
<学園各校の現状>
愛知産業大学
創立18年目を迎えます。平成17年、造形学研究科建築学専攻の大学院(修業2か年)が発足しましたが、19年4月にはさらに同研究科にデザイン学専攻の大学院(修業2か年)を設置、2専攻科2学部3学科体制となっています。 平成21年4月、「あなたに新しい未来力」をキャッチコピーのもとに学生本位に立ち、造形学部2学科のコースの再編と経営学部のビジネスマネジメント学科と経営環境学科を統合して総合経営学科といたしました。通信教育部はデザイン学科のみでありましたが、19年よりこれに加えて建築学科を増設し2学科といたしました。また教育環境の充実として18年度は、11号館周辺の整備、同駐車場の増設、野球場の新設などを行いました。
愛知産業大学短期大学
18年度より通学課程を廃止して通信教育部のみの短期大学になり、学科も従来の経営学科と英語科を統合した国際コミュニケーション学科に変わりました。教員の免許状(中学英語)も取得できるということで、入学希望者が増えてきました。
「産業」といえばものづくりのイメージが強く、その価値も形あるものと理解されがちでありますが、現代ではコンテンツやブランドという形のないものにも大きな価値が生まれていることは周知の事実です。こうした意味からも<新しい時代の価値の創造の場>としての使命を愛知産業大学は担っているといえます。
ELICビジネス&公務員専門学校
昭和53年大学併修ができる専門学校として発足し31年たちました。公務員・金融・商社・不動産など各方面で活躍している一万数千名の卒業生の90%は大学或いは短期大学を同時卒業しています。平成21年4月、校名をELICビジネス&公務員専門学校とし、学科、コースのリニューアルをはかり、少子時代を乗り越えようと努力しております。併修においては、最近は愛知産業大学短期大学通信教育を併修しております。
名古屋美容専門学校
美容文化の高まりと若者の志向に応え、平成11年4月入学定員160名で市内地下鉄堀田駅南に開校しました。美容師国家試験の合格率も高く、「笑顔とやる気」をキャッチフレーズに、年間いろいろなイベントを実施し、教職員、学生が一体となり活気ある学校として、東海地区1・2を争う美容専門学校に成長いたしました。
三河歯科衛生専門学校
西三河歯科医師会の全面的バックアップにより平成9年本学岡崎キャンパスの一隅に開校しました。女子のみの120名定員の小規模校ですが、開校以来100%の国家試験合格率を誇り、卒業生の就職も100%です。平成22年度から、法律の改正により、修業年限が2年より3年に延長されることになりました。プラス1年をカリキュラムはもちろんのこと、学生生活全体でも、より<ミリョク>を感じる学校づくりに励んでいます。
愛知産業大学工業高等学校
名古屋市の中心、金山総合駅徒歩15分で、中区にある唯一の高等学校です。工業技術育成47年の伝統は「ものづくり愛知」の中で信頼をいただき有名企業への就職実績を高めています。一方、進学指導も充実しており、専門高校でありながら卒業生の半数ちかくが進学をしています。また、全校を挙げての各種資格取得への取り組み、部活動においてもバスケットボール部、空手道部はじめ各部がインターハイ出場へ向けて、盛んに活動をしています。さらに、復活した橘座公演も地域の皆さんの期待に応えて年2回定期開演を続けています。教育環境の整備にも力をいれており、平成18年には、隣接の伊勢山町に4番目の体育館兼武道場(約2800平米)を、また本館北側の実験実習棟(約2800平米)の改築が平成19年3月完成し、広くてゆったりとした実習室ができました。
愛知産業大学三河高等学校
創立26年目を迎え生徒数も県下2・3を争うほどの規模になりました。普通科と専門学科(電気・情報処理)を併設していますが、三河地方にこれらの専門学科を設置している高等学校が少ないなどの理由から、当初は、普通科以上に専門高校色が強く出ていましたが、近年は、普通科から国公立大学、難関私立大学へ多数の合格者を出し、合格状況発表の雑誌にも再々校名が掲載されるなど、西三河で有数の進学校に成長いたしました。また、電気科、情報処理科の資格取得指導は定評のあるところであり、部活動もさかんに展開され、軟式テニス、ボクシング、柔道、水泳、アーチェリーが県代表全国総体に出場し、すばらしい成績を残しています。19年度は、サッカー部が全国高校総体に10年ぶりの出場を決めました。
愛知産業大学三河中学校
小規模な中学校ですが、毎日授業後2時間の補習教育を行っています。特に英語教育に力を入れ英検3級は卒業までに全員が取得します。準2級、2級まで在学中に取得する者も増えてきました。こうしたことは、中高一貫教育の成果にもつながり、三河中学校からの進学者が三河高校特進クラスの成績上位者を占め、難関大学進学を果たしています。少しずつではありますが、実績が認められるようになって来たことのあらわれであると思います。また、勉強のみならず、隣接する三河高等学校の温水プールを利用して、基礎体力の養成にも努めております。
島田幼稚園
地域の皆さんの信頼を受けて多くの園児に来ていただいています。すくすくと伸びる園児の元気な姿が園庭に満ち溢れていますが、今後もご父母の皆様と一緒に歩む島田幼稚園でありたいと願っております。
<終りに>
学校法人愛知産業大学(ASU)は建学の精神を高く掲げて(ASU-明日)を夢見る学園として精進を重ねてまいりますので、一層皆様方のご理解とご支援をお願い申し上げる次第であります。
学校法人愛知産業大学 理事長 小倉紀彦