≫内定通知、続々と、そして累々たり
【進路指導室NOW】
受験した215名の就職希望者、174社の企業より、採用試験の結果を知らせる通知が、郵送やファックス、電話連絡などを通して届いている。9月29日(水)までの集計によると、結果の届いた受験者152名のうち、合格122名、不合格は30名となり、80%の合格率である。
合格内定の通知を届けたある企業では、人事担当者から、学校に改めて連絡があり「明朗快活で、入社してもらえる日を心待ちにしている」とのうれしい知らせを受けた。他にも、「礼儀正しく好印象を持っている」や「先輩も多く在職しているので、早く仕事を覚えられるでしょう」など、様々なメッセージが企業から届いている。いずれも、本校生徒への信頼の高さをうかがわせるものである。
一方、本来の力を発揮できず、合格に至らなかった生徒については、残念な結果ではあるが、捲土重来を期して再び、チャレンジしてほしい。決して多くはないが、二次募集に応じている優良企業を進路指導室では紹介している。安易に不本意進学へ流されないことである。
また、受験した企業へのアンケート調査については、就職活動がひと段落した頃合いを見計らって、実施するつもりである。来年度以降、受験する生徒にとって、貴重な資料になることだろう。
内定はあくまでも、内々の決定であって、公式な採用通知ではない。残された学校生活への努力を怠ることなく、卒業の日まで努力してほしい。
通例、企業へ就職してからの試用期間を経て、初めて本採用となる。
内定の通知を受けた就職希望の生徒諸君、朗報に浮かれ、安易な生活に身を任せることなく、自己研鑽に努めてほしい。
(進路指導室:水野)
≫推薦入試制度エトセトラ
【多面的に人物を評価-各種推薦制度-】
近年、推薦入試の多様化が進んでいる。学業成績のみを合否の判断基準にするのではなく、スポーツ、文化活動・ボランティア・資格取得など、個性的な能力を多方面から評価しようというねらいがある。
推薦制度の呼び方は、大学ごとに多少の違いはあるものの、内容はほぼ同一の入試制度として扱われる。次に、本校について当てはまる5つの推薦制度について説明しよう。
1 専門課程推薦
本校の設置する電気・電子・機械などの専門課程(他にも商業・情報・福祉など)を持つ職業高校や総合学科の出身者を対象とする推薦制度。近年、門戸が広がる傾向にある。
大同工業大学の工学部と情報学部、日本福祉大学では社会福祉、経済、福祉経営、情報社会科学部、また、愛知学泉大学の経営学部などで採用されている。科目試験のかわりに書類選考と作文が課される。
中部地区に28校、全国に105校で実施されている。
2 有資格者推薦
高度な資格・技能を持つ生徒を優遇する推薦制度。実用英語検定や基本情報技術者、漢字検定、簿記検定など、努力しだいで高校生レベルでも取得可能な資格の有無を問う。
愛知大学の経営学部では、ソフトウェア開発技術者・基本情報技術者・初級シスアドの資格が必要(後の二つは評定基準がそれぞれ3.8と4.0)。また、東海学園大学では、経営・人文・人間健康の各学部で簿記・英検・情報処理の資格。名古屋産業大学の環境情報ビジネス学部でも同様の資格が求められる。
中部地区に13校、全国に74校で実施されている。
3 自己推薦
出身高校からの推薦が不要であるユニークな推薦制度。自己推薦する理由について指定の書類に記入して提出することが求められる。入学の意欲が大きく反映する推薦制度と言ってもよい。今後、ますます採用する大学が増加することが予想され、推薦入試の柱にすえようとする大学も出てきている。
中部学院大学の人間福祉・健康福祉学部をはじめ、星城大学の経営・リハビリテーション学部や、中京大学の情報科学学部など、中部地区だけでも24校、全国では114校に及んでいる。
4 スポーツ推薦
最もなじみのある推薦制度。推薦基準として@学業成績、A競技成績の2つからなる。ともに、大学によって基準がさまざまであるが、学業成績はそれほど高く設定していない大学がほとんど。また、競技成績は、全国大会への出場か県大会ベスト8以上を基準とするところが多い。出願に先立って、事前選考(セレクション)を実施する大学ある。朝日大学、愛知学院大学、愛知大学、中京大学など多数。学部も多岐に及んでいる。
中部地区に22校、全国に105校で実施されている。
5 課外活動推薦
スポーツに限らず、文化・芸術・学術系活動や生徒会活動・ボランティア活動など、活動の実績を出願基準にする。クラブ活動の主将、文化祭の実行委員長など、リーダー体験も評価される。
静岡文化芸術大学の文化政策・デザイン学部、中京大学の文学部社会学部、法学部ほか7学部などがある。
中部地区に9校、全国に54校で実施されている。
入試制度の多様化の背景には、偏差値によらない個性豊かな人材を発掘しようとの狙いがある。一方で、少子化による入学定員確保の思惑があるのも事実である。
自分の経験と実力をさまざまな角度から評価してもらい、受験の形態を選ぶことができるのは、受験生にとって朗報である。しかし、大学は学問追究の場。基礎となる学力を養い、学ぶ構えを在学中につくっておかなくてはならない。
入学の方法と手段に力を労するあまり、自己の中身の充実を怠ってはならないのだ。
(進路指導室:豊島) |