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3学年
【32年の伝統を受け継げ】
知的障害児が入所し、保護を受けるとともに独立自活に必要な知識技術を習得する「あけぼの学園」への清掃奉仕活動は、今年で33回を数える。マーチングバンド部が定期的に訪問して演奏活動をしている施設でもある。
期末試験の最終日、参加した生徒55名は、クラスから選ばれた奉仕活動に特に熱心な有志である。福祉関係の専門学校に進学する生徒、児童教育を専攻して学ぶ生徒、また、平素から美化活動に熱心な生徒など、さまざまな理由からの参加となった。
午後1時半、施設に到着するとクラスごとに宿泊棟を振り分けられ、担当職員からの説明を受けた後、窓ガラスや床を磨いて一年分の汚れを落とした。園児たちは、学校で授業中とのことで、残念ながら交流はなかったものの、生徒らは生活の匂いがする空間を丹念に磨き上げた。
参加した機械科B組の横本貴史君は「バスケットボールで突っ走ってきた三年間でした。でも、ふと立ち止まって辺りを見回すと様々な現実があることを知りました。就職して社会人になる前に、知って良かった、見て良かったという経験をたくさん残したいと思って参加しました。すがすがしい気持ちです」と感想を寄せてくれた。
これで、三年生が後輩に背中で語る奉仕活動は、卒業献血を残すばかりとなった。学校行事は、あと予餞会と卒業式。今年度、私たちが受け継いだ伝統も年輪のひとつとして本校の歴史に加えられることになる。
【美しきかな青春の軌跡】
11月11日(木)、学年のアルバム編集を担当される梶浦先生からアルバムの編集について、アルバム業者・写真屋さんを招いて、説明会が開催された。出席したのは、各クラスから2名選ばれたアルバム委員の計22名。
「思い出に残るすばらしいアルバムを作りましょう」と梶浦先生からの激励を受けて、クラスごとにページの割り付けが始まった。
修学旅行に体育祭、文化祭と実習風景・・・どのアルバム委員も真剣に自分たちのクラスのページを担任の先生と相談しながらレイアウトした。そして、ひと月。自動車学校や定期試験の勉強の合間をぬって、このほど、ほぼアルバム全体の形が整えられた。
委員の一人である電気科A組の高木君は「クラスのページですので、偏りなく全員の顔が載るように気を配りました」。また、機械科D組の澤村君は「修学旅行をはじめ、さまざまな思い出のよみがえるアルバムになりました」と自信たっぷり。
ページをめくると、入学して間もない教育合宿で整列するあどけない表情がならぶ。期待と不安が入り混じった少年は、いつしか頼もしく未来を語る青年になった。一瞬、一瞬が真剣だった。
3年間の思い出がびっしり詰まったアルバムは、生徒一人ひとりが流した汗と喜びの数だけずしりと重いに違いない。 |