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平成19年9月1日(土)
第1回「情報・今昔物語〜情報システムは昔からあった〜」
愛知産業大学経営学部ビジネスマネジメント学科准教授 石井泰幸
仁の心。これからの情報伝達のキーワードが、ここにある。
岡崎市教育委員会、並びに岡崎市内にある4大学が共同で主催し、興味あるテーマを分かりやすく解説する市民カレッジ大学開放講座が、今年も松坂屋岡崎店内にあるコミュニティサテライトオフィスで開催されている。本学は9月1日から10月6日までの毎土曜日、「知っていますか?こんな話」をテーマに法律・経営・歴史など様々な分野の情報や知識を市民の方々に知ってもらおうと開講。第1回は経営学部ビジネスマネジメント学科の石井泰幸准教授が「情報・今昔物語〜情報システムは昔からあった〜」と題して講演を行った。
まず、石井准教授は日本の情報システムは使用料金の安さ、情報伝達する速さなど、世界一の環境を誇っていると語る。ただし、これは都市部の話で採算性、地理的な問題などで情報格差が生じているのも事実であると言う。
こうした情報システムの仕組みの源泉をたどると、例えばホームページは回覧板であり、電子メールは手紙であるという具合に、いままであったものと用途は変わらない。原始時代は食料を確保して生きるために、武士の時代は国を守るために必要であった情報を、基本的にはずっと人が伝えてきたわけである。現在、コンピュータネットワークを使って情報を伝達すること、それは時間的な制約から人を解放したことに非常に大きな意義があると石井准教授は分析する。
速くて、便利な情報システムをもっと有意義なものにしていくためには何が必要なのだろう。石井准教授は、ますます高度化することと反比例するかのように、真の気持ちは伝えにくくなると言う。そのために、論語の一文を挙げた。仁、つまり家にいるときは恭しく、仕事を行うときは慎重に、人と交際するときは誠実にすることが情報のやりとりにも必要であると語る。道具としてさらに進化していく情報機器を使い、仁の心を持って情報交換を行う。情報システムの次代を切りひらくヒントがここにあるようだ。 |