地域交流から広がる未来
地域と共生する愛産大
自然豊かなキャンパスと、充実した施設。しかし大学での学びは学内だけにとどまりません。地域と密着したイベントへの参加やフォーラム開催など、さまざまな活動を実施しています。地域社会の人々とのコミュニケーションから得た体験は、卒業後も自分の力として大いに生かすことができるでしょう。
地域活動報告2008

- バードハウスづくりのボランティアで地域と、人々と交わる、つながる。
- 「親子でいっしょになってバードハウスを作っている。その様子がほほ笑ましくてうれしくて・・・。」2008年11月に、岡崎市図書館交流プラザ「りぶら」で開催された「プチ・バードサンクチュアリづくりのための"バードハウス・バードフィーダー展"」。本学からは、建築学科の小杉学講師と同研究室の学生がボランティアで参加しました。学生たちがバードハウス研究家の井筒明夫さんと環境問題について話し合う姿も。「豊かな経験をもつ方々や地域の人々と交流しながら、自分たちの力を生かしたボランティアを行った経験が、今回の大きな成果です」と小杉講師。建築を学びながら人間としてのキャリアを重ねていく経験が、自分を磨き育てていきます。

- 学生ならではの感性で商店街を活性化。
華やかなフラッグが季節を彩る。 - 毎年岡崎市の商店街を彩る街灯フラッグの図案をデザイン学科の学生が手がけています。今回は6月の夏祭りを皮切りに、9月の「ジャズストリート」、11月の「りぶら・プロムナード」といった、市内の名所や季節ごとの行事を題材にした作品が出品されました。選考委員である未来城下町連合代表の佐谷氏は「例年に比べて完成度が高くなっている。掲出時の風景が想像できる作品が印象的だった」と語られました。デザイン学科の杉田圭司教授は、「授業が手がけたデザインが、街に出て実際に機能する課程を勉強できる貴重な体験になったと思う。今後も産学協同の機会を増やしていきたい」と講評を述べていました。

- 岡崎の伝統と斬新なアイデアが融合。
矢羽根デザインを通して日本の文化を知る。 - 三河地区を経て三河湾へと流れる矢作川の地域では、古くから弓道の矢づくりが盛んです。明治3年創業の有限会社小山矢は老舗でありながら、さなざまなデザインを施したART WINGを送り出すなどユニークな活動を実践。デザイン学科の佐藤延男教授と6名の学生も同社と共同でオリジナルの矢を制作しています。6本セットの矢羽根は、通常すべて同じ。しかし1本1本デザインが違い、そこにストーリー性があればきっと楽しいに違いない・・・。打ち合わせを重ねた結果、"風林火山陰雷"をイメージしたもの、歌舞伎の隈取りをモチーフにしたものなど、斬新な作品が誕生しました。色とりどりの矢羽根は、中学や高校での弓道の普及にも一役買いそうです。

- 他大学と連携し、地域活動の成果を発表。
大学や学部の枠を超えた交流の場に。 - 毎年、岡崎市内の4大学(愛知産業大学、愛知学泉大学、人間環境大学、岡崎女子短期大学)の学生が地域活動の成果を発表し合うフォーラムが開催されています。本学からは経営学部の学生が、昨今社会問題となっているニート、ワーキングプアに関するアンケート調査・研究の成果を発表。フリーターやニートに対する意識調査を通じて、現代の若者の職業意識とその問題点を探りました。「働くのは生活・お金のため」と考える学生が増えていることから、そこに就業意欲低下の原因があると推測。解決策としてネットカフェ型の就職指導室の設置などユニークな提案を披露しました。こうしたプレゼンテーションをきっかけに、学生同士の交流が深まっています。
地域に学ぶ学習プログラム





インターシップとは、学生が一定期間、企業や団体の中で就業体験を行う制度のこと。本学では、地元企業や行政との連携による地域インターシップに力を注いでいます。実社会で働くことへの理解を深めながら、大学で学んだことの実践や、目標の再認識ができます。実習終了後は報告会でそれぞれの体験を発表。インターシップが実際の就職につながるケースもあります。
大学で学んだことを生かす場としての地域、産業、生活における具体的な「ものつくり」の実態、様相を学習することを目標とします。ものつくりを展開・発展させていく上での課題や可能性を学ぶとともに、学生自らが専門職能人として活躍する職能志向を高めます。ものつくり産業が集まった国内有数の土地である愛知県三河地方に位置する本学の特徴を生かし、この地域でのものつくりの動向とそれを支える人材について、理解を深めます。
「三河ものつくり学」で学習した地域・産業・生活について、その実像の調査・分析・評価を学生自らが設定した課題に基づくケーススタディとして行います。これにより、現実の課題・制度などを見すえ、改善案を策定し、再び地域・産業・社会に問い直すアウトリーチ型実習を行います。実習は学部・学科を超えたグループワークによるチームプロジェクトを展開し、それぞれの専門知識を特定の課題に対していかに融合・活用するかを学びます。
