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デザイン学科村上講師が、「驚き盤」によるワークショップと、
電子メディアを使った遊びのツール「なないろクレヨン」の発表を実施。
2008.04.08更新




 本学デザイン学科の村上泰介講師が、10月17〜18日の2日間にわたって、愛知芸術文化センターにおいて「驚き盤」を使ったワークショップを実施した。これは村上講師の『発達段階の子どもによるコンピュータを使用した映像表現能力の可能性についての研究』の一環で、「驚き盤」を使ったワークショップは、2005年9月にも愛知中学生ロボットコンテストの会場で実施している。驚き盤(ヘリオシネグラフ)とは、連続した絵を円形の紙に描き、それをもう1枚の細いスリットの空いた黒い円盤とともに回転させ、スリット越しに見ると動いているかのように見える仕掛け。今回は、小学生を対象に実施。鉛筆と消しゴムを使って驚き盤を作り、実際に動かしてそのしくみをまず理解してもらってから、今度は粘土を使ってアニメーションを作り、ディジタルカメラで撮影してコンピューターで編集して驚き盤を作った。2時間程度のプログラムだったが、子どもたちは非常に興味を持って取り組むことができたという。村上講師は、今回の場合、特にしくみを理解してもらうことと、時間をかけてじっくりと作ってもらうことを重点に取り組んだことが功を奏したと評価する。
 ほかに、村上講師が開発した「なないろクレヨン」というツールが、愛知県児童総合センターが企画する『アートと遊びと子どもをつなぐメディアプログラム2007「汗かくメディア」』に入賞し、受賞作品として去る7月21〜9月3日に児童総合センターで発表され、来場する子どもたちが実際に体験した。「なないろクレヨン」は、カラーセンサーを内蔵したクレヨンの形のデバイスで、物体に触れるとその部分の色をマイコンで読み取り、色が情報に変換される。変換された色はさらに内蔵されたLEDによって、発光する色として表現される。色は256色までの発色が可能。子どもたちは、なないろクレヨンでいろんな場所に接触して、色を採取し、次に暗所で空中に絵を描くと、設置したカメラが画像認識し、光の軌跡としてスクリーンに表示される。そこには自分が採取した色が再現されるので、子どもたちは興味を持って何度も取り組んでいた。身の回りの物から色を採取するという行動を通して、現実の物が情報に変わる不思議さを体感してもらうことをねらった。さらに身の回りのものに興味を持ち、楽しんで創造豊かに表現することにもつながればと話す。情報化の進展により、子どもたちの周りにもコンピュータを活用したメディアがあふれ、新しいコミュニケーションや表現が可能にはなったが、それが現実の環境や行動と直接結びついていないと村上講師は分析する。また、一方、テレビ、コンピュータゲームを含め、インターネット、携帯電話などの新しいメディアへの子どもたちのかかわり方についても、今後更に模索が必要である。子どもたちが、遊びのなかでメディアを使って新しい表現やコミュニケーションができるようなツールを今後も研究していきたいと話した。



GAKUTEN特別講演会で現役デザイナーが熱く語る 2008.03.28更新






 デザイン学科の1年から3年生までの学生全員が1年間の成果を発表する場、それがGAKUTEN。2月7〜11日まで学内にて力作が展示された。2月9日(土)には、GAKUTEN開催にあたり、特別講演会が開催され、インテリア分野から宇賀敏夫氏、グラフィックデザイン分野からは水谷孝次氏をそれぞれ講師にお招きして講演が行われた。

こだわりを持ち続けてこそ実現する
人と環境にフィットするデザイン

 宇賀敏夫氏は、千葉大学短期大学木材工芸科卒業後、東洋プライウッドに入社し、建材のデザインに関わる。その後イタリア留学を経て、22年間企業で活躍後、独立しフリーに。有限会社U・G・Aデザインプランニングを主宰し、椅子をはじめ、家具や照明など,インテリアプロダクトデザインの第一線を歩み、数々のGマーク取得デザインを世に送り出してきた。中でも椅子のデザインは秀逸である。宇賀氏の椅子に対するあくなき探求心は、さらなる学びへと向かわせ、67歳で名古屋工業大学大学院に入学。4年半後にはみごと博士号を取得し、最高齢者の学位の取得は、大きな話題となった。とにかく宇賀氏の勤勉な姿勢には頭が下がると、本学講師でもあり、宇賀氏の助手を務めた経験のある田川講師も敬慕する。現在はこれまでの研究を元にした椅子の商品化に向けての取り組みに余念がない。
 宇賀氏によれば、デザインがグローバル化され、かつては図案化といって非常に具体的かつ狭義であったが、最近では営業企画、設計、生産技術、製造まで商品化するまでの、どのセクションにもデザインが関わり、非常に重要なポジションとなってきたという。宇賀氏は自身の経験から、自分の目標は絶対に曲げないで欲しいと訴える。そのためにはさまざまなプロセスを経験することが必要であるとアピールした。
 宇賀氏が手がけてきた多くの作品を紹介しながら、それぞれの制作にまつわるエピソードについて話された。なかでも事務用回転椅子「ペトゥル」は、約3年がかりでデザイン開発を行い、Gマーク商品に選定され、何万台と売れた傑作品。この回転椅子を開発した当時(平成4年)は、ドイツの油圧ガス機構での構造が主流だったが、「ペトゥル」は人体の動きになるべくフレキシブルに対応できるよう、強靭で柔軟性のあるナイロン樹脂を使用した。他にも、学校の椅子や県庁の議場の椅子、病院のロビーの椅子など、人間と周りの環境と機能性とを考え、多くの課題を乗り越えながら商品化を実現してきた。結局のところ、デザインは人に使ってもらってこそ価値のあるものであるから、より多くの人から信頼を得ることが大切。そのためにもさまざまな人とのコミュニケーションは基本であるという。デザインには人が集まる要素が必要。従っていいデザインにはいい因子が整っているという。椅子に始まり、椅子に終わらず、いまだ、「夢の椅子」づくりにチャレンジし続ける宇賀氏の情熱に、心を動かされた貴重な講演であった。

人を、社会を幸せにする
コミュニケーションデザインを追求

 第2部では、グラフィックデザイナーの水谷孝次氏にご登壇いただき、自身の経験や作品を紹介しながら人を幸せにするデザインについて熱く語っていただいた。水谷氏がデザインをはじめたきっかけは、何かを変えたい、世の中を良くしたいという思いからであるという。名古屋市出身の水谷氏は、35年前に上京し、日本デザインセンターで数々の実績を積んだ後、独立。水谷事務所を設立後もデザイナーとして、アートディレクターとして、多くの印象的なデザインを残し、数々の受賞歴を持つ。資生堂、ワコール、オンワード、ANAなど日本を代表する企業のポスターを次々と手がけ、その大胆な発想と表現でセールスプロモーションを成功へと導いた。広告ポスターは0.3秒しか人の目に留まらない、その中で人の記憶に残すためには強いインパクトが必要というのが水谷氏のスタンス。常に新鮮な驚きを与え、人の心を強くとらえたオリジナリティと生命感にあふれたデザイン、リアリティにこだわったデザインは、次々と広告のタイトルを総なめにした。その後、パッケージデザインや、美術館の広告、神戸の震災のポスターなど社会的な広告も手がけた。バブルのまっただ中、水谷氏も忙しく多くの仕事をこなしてきたが、本当にしたい仕事は何かを追求し始め、葛藤もあった。そして行き着いたのが「Merry Project(メリープロジェクト)」である。デザインを通じて本当に伝えたいこと、世の中に一番必要なメッセージはなんだろうと考え、人と人とのコミュニケーションをキーワードに、「笑顔のコミュニケーション」をコンセプトにした「Merry Project」を立ち上げた。最初に開催したのは、原宿のラフォーレ全館での笑顔の展覧会。「あなたにとってmerryとはなんですか」という質問の答えと笑顔の写真で全館が飾られた。その後、震災後の神戸や、テロの被害を受けたニューヨークでも、Merry Projectを開催。その一環として行ったゴミ拾いプロジェクトでは、多くの若者や地域を巻き込むことにも成功。水谷氏はこれらの経験を通じて、社会や企業とうまく関係を持ちながら、コミュニケーションデザインを実現していくことの大切さを訴える。水谷氏にとってMerry Projectは次の時代に向かっての大きなチャレンジであり、いまだ「ing」である。「デザインを通じて人を幸せにしたい」とう水谷氏の熱い想いは確実に実現しつつある。




デザイン学科の学生が、
“きらりまつり”で光のモニュメントを制作。
2008.03.14更新




 岡崎市伝馬通5丁目の太陽緑道を舞台に開催される「きらりまつり」。20年ほど前から地元商店街によって続けられてきたこの祭りがリニューアルされるのを機に、愛知産業大学も企画・推進する“きらりまちづくりの会”のメンバーとして参画。12月から1月までの期間、デザイン学科の学生が制作したイルミネーションが緑道を飾った。
 参加した学生は、デザイン学科の田島友彦さん、高村孝祐さん、池内 新さんの3名。いずれも竹原 裕教授の研究室で学ぶ3年生である。10月から企画を練りはじめ、環境に配慮したイルミネーションにしたいという考えのもと、ペットボトルをリサイクルすると同時にエネルギー消費量が少ないLEDで発光することを決定。約3,000本のペットボトル集めからスタートした。およそ1ヵ月の制作期間を経て11月20日に3,000個の光源が完成。4日間をかけて現地で設置を行った。
 12月1日18:00、学生たちが制作した青い光の川“ブルーリバー”と高さ135cmの光の塔“クリスタルタワー”をはじめ、随所に設けられた光のモニュメントの点灯式が行われた。その模様は、翌日の新聞にも報じられ、期間中多くの市民で賑わった。携わった学生たちは、目の前に広がった光の洪水に大きな達成感を感じることが出来たと言う。昼間見るとただの使用済みペットボトルではあるが、夜に光を灯すとこんなにキレイに輝くというギャップが面白い、という声が寄せられた。学生たちは、市民の方々が“ゴミのリサイクル”について少しは関心を持ってもらえたことが何よりうれしい、この活動はぜひ後輩に受け継ぎたいと思いを語ってくれた。



平成19年度市民カレッジ大学開放講座
「知っていますか?こんな話」
2008.02.05更新




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平成19年9月29日(土)
第5回「一村一品運動の実情とその拡がりについて」
愛知産業大学造形学部 熊谷正信 准教授

地域の資源を掘り起こして商品化
ブランドに育てて経済や文化の発展に貢献

 「知っていますか?こんな話」をテーマに、法律・経営・歴史など様々な分野を取り上げる市民カレッジ大学開放講座の第5回目は、造形学部の熊谷正信准教授 が、「一村一品運動の実情とその拡がりについて」と題して、講演を行った。准教授はまず、「一村一品運動」概略について説明。「一村一品運動」の発祥は、大分県で昭和54(1979)年からスタート。ローカルでグローバル、自主自立と創意工夫、人づくりをキーワードに、自立した地域作りをめざす取り組みとしてはじまった。その後、大分県の各市町村から、地域性を活かしたオリジナリティのある品が全国ブランドに育ち、2000年の販売品目は329品目で販売金額が420億円を上げるまでになり、大きな経済効果につながった。こうした大分県の実績をもとに、ノウハウを学び、他地域への広がりがみられるようになった。国内のみならず、海外からの注目を集めるようになり、東南アジアを中心に「一村一品運動」を導入する地域とのローカル外交が実現。准教授はこれこそまさに中央主権から、地方分権への最たる実践だと評価する。特に東南アジアは、地域による経済格差が大きいため、経済の自立ができない地域に光をあて、特産品を掘り起こし、売れる商品として開発していくような動きに加えて、日本の貿易振興機構(JETRO)やデザイナーが関わって、ブランドに育てる指導も行った。准教授自身もタイへ学生とともに出かけ、「一村一品運動」の実際を視察した。
 タイの「一村一品運動」は、2001年から大分県との交流をきっかけにスタート。開発にあたっては、タイにデザイナーを派遣して、現状調査し、何が実際に製品としての価値を持ってマーケティングに乗せることができるかの指導を行った。売れる製品としての価値を持たせるために地域の人とデザイナーが一緒に取り組んだことが「一村一品運動」の成功につながった。また伝統技術や工芸品の素地を活かした開発も成果を上げている。今後は、継続していくための若いデザイナーの育成も必要と話した。
 准教授は、「一村一品運動」のような、地域単位でできることから始めることによって、地域経済をより豊かにしながら、文化圏、経済圏をつくる力に育てていくことが必要と話す。タイの「一村一品運動」の実際をスクリーンでも紹介し、また製品の現物も展示。受講者も興味を持って製品を見入っている姿が見られた。




「Save Me Poster Exhibition」に10名の学生が参加。
ポスターを通して、動物保護や環境保全を訴える。
2007.12.27更新




 「絶滅寸前の動物たちを守りたい」このスローガンの元、これからの地球環境を考えるとともに動物が絶滅していく悲劇を繰り返さないために、毎年ポスターの制作を通して社会に訴えかけていく「16th Save Me Poster Exhibition」が10月3日から8日まで、名古屋・栄の国際デザインセンター・デザインギャラリーで開かれた。
 参加したのは、本学をはじめ愛知県内のデザイン系の学部を持つ大学、並びに専門学校11校。本学からは造形学部デザイン学科3年の学生10名が作品を寄せた。
 温暖化の様子をグラデーションによって表現した作品、キャッチフレーズも考え、組み入れた作品、大好きなカエルを題材にした作品───、およそ1ヵ月の制作期間中に10名が10通りのアイデアを駆使して仕上げたB1サイズのポスターは、どれもユニークなものばかり。指導にあたった造形学部デザイン学科の杉田圭司教授は、ラフでチェックした後は仕上がり段階でアドバイスするのみ。何より自由に制作することを重要視しているとのこと。また、チェック段階ではデザインテクニックより設定したテーマをどのように具現化しているか、という企画性を見ていると言う。ラフデザインからは発想力が見える。ここで最終の仕上がりが決まるのである。
 学生たちからは、何より人に見られるという緊張と快感が心地よいという声が上がった。全員、展覧会に出品するという経験は初めて。もちろん、他の学生と同じテーマで作品をつくり、競い合うのも初めて。受けた刺激は、もっと制作時間をかければ良かった、もっとアイデアを練れば良かった、など次の作品づくりへのモチベーションになったようだ。



何事にも好奇心や興味関心を持つことが、
就職活動やデザインの現場でも功を奏する。
2007.12.18更新


第15回原山祭 デザイン学科企画講演会
『卒業生は今』学生時代と現在の私
講師:株式会社アトム 本田寛忠 氏

 第15回原山祭において、デザイン学科企画講演会を開催。平成11年に本学造形学部デザイン学科を卒業した本田寛忠氏が「卒業生は今」と題して講演を行った。「実技の授業は楽しかったが、それ以外の授業はあまり熱が入らなかった」という学生時代のエピソードから始まった話は、4年次になって何もできない自分に気づき、岩田政巳講師のゼミにすがるように駆け込んだ卒業制作の話にまでおよんだ。「好きなことをやってみろ、そうじゃないと続かない」との岩田講師の言葉が起爆剤となった。当時、半ば趣味で友人が経営するスケボーショップのロゴや看板、Tシャツのデザインを請け負っていた。それを足がかりに、パネルにシルクスクリーンで刷ったTシャツのデザインや販売促進用ポスターを制作、卒業制作へと昇華させていった。
 卒業後は、グラフィックデザインやペイント等、1年間フリーで活動したのち、外食産業の株式会社アトムへ入社。現在は飲食店のコンセプト、ロゴ、店舗イメージ、サインプラン、TVコマーシャル等の制作を手がけている。実際に本田氏が担当した仕事の一つで、回転寿司「にぎりの徳兵衛」を例に、コンセプト作りから、店舗への落し込み、販売促進ツール制作までの仕事の流れを解説。グルメ回転寿司という業界の新しい潮流を、白木の建物、家紋、陣幕などを使って具現化する過程を紹介することで、デザインの現場を新鮮に伝えた。
 「仕事をしていく上で重要なのは、イメージの共有化である」という本田氏は、仕事を受ける側は、依頼する側(クライアント)からより多くの情報を吸収し、発言や表現を理解するように努めることが重要であると話した。同時に常日頃から、色々なことに興味を持つことで、自分の中に多くの引き出しを作ることが重要であると述べる。その行為は、クライアントとのイメージの共有が容易になるだけでなく、自分の知識、仕事の材料となる。さらに完成した作品は客観的に見つめ直し、第三者にも意見を求め、その長所、短所をあぶり出し、修正するべきと学生達にアドバイスした。本田氏によると、就職活動もプレゼンテーションも、日頃からアンテナを張り、色々なものに興味を持って接することから学んだこと。そして自身の好奇心を突き動かしたのは「知識欲」だったと振り返る。
 本講演会は、学生たちの就職活動や、仕事のイメージ作りに役立ててもらうために企画され、今回が第6回目。講演後、岩田講師は「どこにでも転がっている運やチャンスを、本田君はそのバイタリティーで手に入れた。それは自分のやりたい仕事や、場所を見つける一つの手段であり、誰にでも可能だということを在学生にも伝えたい」と彼の行動力を評価した。デザインの現場で活躍する卒業生からの直接的なメッセージは、就職活動を控えた学生により具体的なイメージを与えてくれたに違いない。



本学卒業生が第10回インディーズムービー・フェスティバルに入選。
グランプリ獲得に向けて、一般投票に協力を。
2007.12.10更新






 本学デザイン学科の卒業生で、フリーの映画作家として活動を行う林一嘉氏の監督作品、「核、弾頭」が、みごと第10回インディーズムービー・フェスティバルに入選した。入選作品は、11月1日〜2008年6月31日までの8カ月間にわたり、CS放送・BSデジタル放送・全国ケーブルテレビ放送・インターネット放送等により全国公開。そして、鑑賞した一般視聴者による審査投票を実施。全国から寄せられた投票ポイントの集計によりグランプリ作品が決定されるシステムだ。そのため、林氏は本学学生及び関係者に、広く公開投票を呼びかけている。みごとグランプリ監督となると、次回作の「制作援助権」、つまり制作費用が授与され、メジャー映画界へのデビューも夢ではなくなるのだ。
 「インディーズムービー・フェスティバル」は、“観客の、観客による、観客のための自主映画祭”として1996年に立ち上げられ、今回の第10回を最後に幕を閉じる。これまでのグランプリ監督の中には、北村龍平監督や山口洋輝監督などメジャーで活躍する監督も多く、映画監督の登竜門にもなっていた。
 林氏は、高校時代から映画の自主制作を行っており、本学在学中には、ディジタルコースで映像を学びながら、さらに多くの作品を制作。卒業後はメジャー映画監督を目指し、本格的に制作活動を実施する傍ら、本学でも映像の授業の指導にあたっている。昨年の6〜7月にはCBCのバラエティ番組「なつめぐ堂(映像クリエーター編)」にも出演し、話題となった。林氏の作品歴では21作目となる「核、弾頭」は、全53分の中編作品で、1年前から制作に取りかかり、今年の3月に完成。主演に、現在NHKで放映中の連続テレビ小説「ちりとてちん」に野口順子役で出演している宮嶋麻衣を起用している点もアピールポイントだ。
内容は、すべてを絶たれ復讐を誓った少女と、過去を背負った一匹狼との悲痛な愛情物語。殺意と愛情をテーマに揺れ動く感情や人間関係をドラマチックに描いた。
 過去の作品では、『ONORE 3.18.2006』が、9月1日に開催された「SAKAE MOVIE AWARD 2007」にて、「堤 幸彦 特別賞」を受賞。また「子宮replay」が、黒澤明記念ショートフィルム・コンペティション2007において一次予選を通過、565作品から44作品まで絞られたものの、惜しくもノミネートとはならなかった。しかし林氏の実力は徐々に認められつつある。
 林氏は、「映画は自分にとって、自分の内面をアウトプットする大切な表現の場所。見る人が、共感し、教訓となり、原動力になるような作品を目指したい。自分では制作を重ねるごとに進化していると実感している。特に今回の『核、弾頭』は、今の自分の精一杯の力を注ぎ込んだ力作。ぜひ、一度見ていただき、みなさんの大切な一票をお願いします。そして、ご友人やご家族にも広く公開投票を呼びかけてください!」と強くアピールした。林氏の情熱と夢に賭ける想いを、ぜひとも応援したい。
投票サイトの詳細は
http://the-indies.com/movie/movie/10th/sakuhin/movie/IMM10013.html

予告編

監督インタビュー




デザイン学科の学生が若々しいアイデアで、
岡崎商店街の街灯フラッグをデザイン。
2007.09.14更新


 岡崎市康生町を中心とする商店街に飾られている街灯フラッグのデザインを、本学デザイン学科の学生が手がけ、採用されることとなった。
これまでも学生が個人的に参加することはあったが、今年度からはデザイン学科教授杉田圭司教授がゼミ生によびかけ、積極的に参加することとなった。参加したのは3年生の14名だが、そのうち5名のデザインが選ばれ、各テーマの限定された期間に商店街に掲げられる。去る6月、松坂屋岡崎店6階のコミュニティサテライトオフィスにて過去に使われたフラッグとともに、本学学生が制作したフラッグデザインの展示が行われ、商店街の代表者と杉田教授らによる選考で5名に決定された。杉田教授は、フラッグとして目立つもの、季節にふさわしいデザインという視点で選ばれた。産学協同の一環としての活動の結果、若い感性が商店街の活性化につながるよう期待を寄せていると話した。選ばれたデザインは、それぞれのテーマや季節のイメージがはっきりと打ち出され、フラッグとしても華やかに彩るようなカラーでまとめられている。学生は、実際に多くの人の目に触れるものということで、制作には力が入った。それだけに選ばれてうれしい。商店街に掲げられたらぜひ、見に行きたいと感想を述べた。

それぞれのテーマと掲示期間、選ばれた学生は以下の通り。
テーマ 掲示期間 学生
夏祭り・花火大会 平成19年6月末〜8月4日 堀 はつみさん
クリスマス、年末・年始 平成19年11月5日〜
平成20年1月中旬〜2月末
高村 孝祐さん
新春・冬 平成20年1月中旬〜2月末 橋本 佳奈さん
桜祭り 平成20年3月〜4月15日 浅野 友季恵さん
初夏 平成20年4月16日〜6月末 中川 詠理さん



デザイン学科杉田教授が複数のイラスト展に出展。
精力的な制作活動を展開。
2007.09.12更新


 本学デザイン学科の杉田圭司教授が、指導の傍らさまざまな作品展に参加している。その活発な制作活動ぶりを探った。
 まず、毎年名古屋イラストレーターズクラブと玄光社との共催で行われた「イラストレーション2007・チョイス大賞展」(6月5日〜17日)には、杉田教授はテーマの「部屋」に合わせて、アフリカのお面とフクロウ、電車の切手などをコラージュしたダンボール作品を出展した。また、日本を代表するイラストレーターが所属する東京イラストレーターズ・ソサエティの会員によるイラスト展で、国立新美術館で開催された「東京イラストレーション2007」(6月27日〜7月9日)には、会員である杉田教授もB全の版画作品を出展。鳥と馬をモチーフにダンボールで形作り、それを撮影して版画作品に仕上げた作品は、杉田教授自身もお気に入りという。さらに、「ノリタケの森」ギャラリーにて開催された日本グラフィックデザイナー協会主催の「日本の伝統色七色によるグラフィックアートとマグカップ展」(7月3日〜8日)に杉田教授は、抽象的なデザインのマグカップとB全のポスターを出展。今回は2・3年のグラフィックデザインコースの学生35名も1人2点ずつ出展し、最終日には出展者が集ってパーティーも行われた。加えて、名古屋イラストレーターズクラブメンバーによるエコふろしき展「エコゴコロを包む」は、「ブラザーコミュニケーションスペース」で9月28日まで開催中。90cm×90cm のふろしきに、ブラザーのテクノロジーでイラストをプリント。 会場には、広げた状態と包んだ状態のふろしきが展示されている。 杉田教授はマリリンモンローをモチーフにデザインしたふろしきを出展している。
 杉田教授は、忙しい中でもイラストレーターとして常に制作活動を継続し、作品を発表していくことが必要であり、また、学生にも出展の機会があれば積極的に参加するよう呼びかけていると話した。



デザイン学科村上泰介講師が、
子どものための映像表現支援ツール「Trees」を開発。
2007.09.07更新


本学デザイン学科の村上泰介講師が、発達段階の子どもによるコンピュータを使用した映像表現能力の可能性についての研究で、堀情報科学振興財団の研究助成公募の選考に合格し、助成金を交付されることとなった。
 この研究の目的は、小学校以前の発達段階の子どもたちの映像表現能力の向上をコンピュータによって支援することにある。情報化社会の到来により、日常生活においてコンピュータを使用する機会が増えているが、子どもたちの多くはインターネットの閲覧やテレビゲーム、描画ソフトなどを使う程度にとどまっている。また、特に小学校以前の子どもたちに対しては、コンピュータによる映像表現に関わる教育が適切にされていない。村上講師はこうした現状から、さまざまな情報の加工・編集が可能で、言語だけでなく映像や音声なども組み合わせて表現できるコンピュータの可能性を活かし、子どもの持つ表現能力を引き出すことのできるコンテンツを作っていきたいと考えた。これまでにも、ディジタルコースの授業課題に子ども向けのコンテンツ作りを取り入れたり、一昨年、そして昨年と、愛知中学生ロボットコンテストの会場でアニメーションのワークショップを実施したことも、研究を始めるきっかけとなっている。特に昨年のロボットコンテストでの、「驚き盤」のワークショップ経験は、研究を進める上で大きな影響を及ぼしていると振り返る。
 具体的には、愛知県児童総合センターや県内の幼稚園、保育園への実態調査を行い、調査内容をもとに、子どものための映像表現支援ツール「Trees(ツリーズ)」を開発。実際に開発したツールを使用して、1月に愛知県児童総合センターにてワークショップを実施した。このツールは子どもが積木を好きなように並べ、砂場を彫ると、自分が並べた積木が目の前の大スクリーンに木の映像となって映し出されるというもの。積木の配列によって、木の大小や枝の太さ、長さが左右され、さまざまな木が生えてくるため、子どもたちは木の映像を予測したり変化を楽しみながら積木の並べ方を工夫したりした。こうした実践を通して村上講師は、子どもたちにとって大切なのは目的に向かって完成させることではなく、創造するプロセスが非常に重要であるため、子どもの表現する行為、それ自体が喜びにつながるようなコンテンツが望ましいと分析。今年の夏にも児童総合センターで新しいコンテンツの展示を予定している。そこでは便利な道具としてのコンピュータの能力と、子どもたちの創造性を結びつけるようなコンテンツづくりをめざしたいと抱負を語った。



デザイン学科松浦主税講師が、「院展」と「春の院展」に入選。 2007.06.22更新


 本学デザイン学科の松浦主税講師が「院展」と「春の院展」に続けて入選した。院展は日本美術院の公募展で、日本画のみを対象とし、年に2回春と秋に全国約15ヶ所で開催されている。松浦講師は8年前から毎回出展しており、「春の院展」は初入選、「院展」は4回目の入選となる。
 院展での入選作品は、「光の双翼」と題し、希望に向かって飛び立とうとするカラスを描いた。また春の院展では「特別な日常」と題した作品で、2羽のハトがたたずんでいる日常的な風景をクローズアップした。いずれも鳥をモチーフにしているが、そこには人の姿や気持ちが投影された作品として制作されている。松浦講師は、「入選したことで特に変わることはありません。」「コンスタントに作品を制作することは、作家としての力を自分で確かめることなんです。そうすることでもっと自由に表現できるようになれると思うんです。」と話した。



デザイン学科4年の河合さんのデザインが
大学生会社合同説明会のポスターに採用。
2007.06.18更新


 5月9〜10日に名古屋国際会議場にて開催された大学生会社合同説明会のポスターのデザインに、本学デザイン学科4年生の河合杏子さんの作品が選ばれた。この説明会は社団法人愛知県雇用開発協会などが主催するイベントで、ポスターのデザインに本学デザイン学科の学生の作品が採用されるのは今回で4年目となる。
 デザイン学科の杉田圭司教授が依頼を受けて、学生に参加を呼びかけ最終的に3名が制作を行った。その後愛知県の担当者の選考により、河合さんの作品が採用され、鉄道の中吊り広告、駅の構内、県下の大学、会場内に貼られたポスターの他、当日配布された冊子にも使われた。河合さんの作品は、名古屋駅をイメージするようなビルが並び、学生が会社訪問に出かけようとする具体的なイメージをイラストで表現。ビルと人物との遠近感もあり、目を引くデザインだ。河合さんは、これから就活しようとする学生が羽ばたいていこうとするイメージをデザインした。人物のイラストは友だちをモデルにして制作。選ばれたのはうれしいが、実際に完成したポスターを見ると、もっと手直しの余地があった思うと振り返った。
 指導にあたった杉田教授は、河合さんの作品はインパクトが強かったのがよかった。日頃デザインを学んでいても、なかなか世に出る広告のデザインを手がける機会は少ない。河合さんのようにこうした機会に採用された実績は就職活動にも役に立つので、他の学生も積極的にトライして欲しいと話した。



名古屋港開港100周年のイベントで、
デザイン学科の学生がコンテナのペイントにチャレンジ。
2007.06.07更新


 3月31日〜4月8日、名古屋港が開港100周年の記念事業の一環として開催した「フローラルポート2007」のイベントの一つ、「コンテナアートラリー」のプロジェクトに本学デザイン学科の学生が参加した。コンテナアートラリーは、貨物取扱量全国第1位の名古屋港を象徴するコンテナをアートスペースとして、花のキルト展を開催するという企画。本学デザイン学科の学生と、名古屋学芸大学メディア造形学部デザイン学科の学生が、約6m×2mのコンテナ2基にそれぞれ花をテーマとしたペイントを行った。デザイン学科の竹原裕教授が学生に声をかけたのがきっかけで、参加したのは、3年生の山口泰一郎さん、大庭光貢さん、杉本英紀さん、木許陽祐さん、4年生の新堀彩乃さん、河合杏子さん、大学院1年生の澤田幸佑さんの7名。3月の前半から構想を練り、3月27日〜29日の3日間で現地のコンテナにペイントした。本学学生がペイントしたデザインは、地球に見立てた大きな花の中に各国の国旗を描いた小花を散りばめ、名古屋港が世界的な貿易港であることを表現したもので、訪れた人たちにも好評を得ていた。構想から現場でのペイントまでメンバーの中心となって関わった山口さんは、花がテーマといっても花を描くだけではなく、名古屋港のイメージが多くの人に伝わるようなデザインを考えた。このようなスケールの大きい作品を手がけることは少ないので、いい経験になったと話す。他の学生もコンテナにペイントする作業が大変だった、名古屋学芸大学とも交流が深まってよかったなどと語り、それぞれにいい経験となったようだ。竹原教授は、こうした経験により実際の仕事の仕組みや流れが理解できたり、プロジェクトに関係するさまざまな人との関わりが持てるなど、生きた学びができる。学内にこもらず、これからもコンペなどの機会があれば積極的にどんどん学外に出て行って欲しいと語った。



ふれあいドーム岡崎にて、デザイン学科学生による
岡崎産ブドウ加工品のポスター展開催。
2007.05.07更新


 本学造形学部デザイン学科の学生が考案し、7月に選定されたラベルが実用化された岡崎産ブドウの加工品(ワイン・ジャム・フルーツソース)が、2月20日(火)〜3月1日(木)にふれあいドーム岡崎にて展示即売されたほか、授業の課題で制作した販売促進用ポスターも展示された。ポスターを制作した3年生の河合杏子さん、宮口知子さん、新堀彩乃さんに感想を聞いた。河合さんの作品は食パンの写真をアップにし、ジャムをおいしく食べようとアピールしたポスター。授業の場だけでなく一般の目に触れるのはうれしいと語った。宮口さんの作品は、いいことがあった日、記念日にぶどうジャムを食べようと提案。花の写真をメインに、大切に育てた花のつぼみが開いた日にジャムを食べるという設定で、ブドウジャムの高級感を表現した。一般の人に見てもらうのは緊張するがいい機会だと話した。新堀さんは自ら考案したフルーツソースのラベルが採用されている。自分の作品が商品に活用されていることについては、世の中に出るものだから、責任を持って制作することが大切であることを実感したと振り返る。ポスターについてはブドウジャムをテーマに制作。たくさんのスプーンをバックにブドウジャムをのせた大きなスプーンを前面に出して、岡崎にしかないデラウェアジャムの貴重感を「1さじの優越感」とコピーで表現した。3人とも今後も積極的に自分の作品を学外へアピールする機会を持ちたいと意欲を新たにしていた。



4年間の学びの成果を力強く表現
デザイン学科第12回卒業研究・制作展
2007.04.23更新


造形学部デザイン学科の第12回卒業研究・制作展が、3月9日から11日まで名古屋市・栄のナディアパークデザインホールにて開催された。4年間の集大成として学生それぞれに学び研究した成果を一つの作品にまとめた卒業研究・制作の中から、優秀な作品44点を展示。グラフィックデザインをはじめ、ディジタルデザインやプロダクトデザイン、ファッションなどの各分野で、若さあふれる新鮮なアイデアや発想がのびのびと表現されていて、訪れる人たちも所々で足を止め真剣に見入っていた。最近の時代背景からか、環境問題を取り上げた作品が目立っていた。
 作品に貼付された学生のメッセージからは、卒業研究・制作に込めた想いや今後への意欲が伺うことができた。4年間に学んだ多くの財産を、今度は社会へ向けて力強く発信してもらいたい。



ロジカルで説得力のある表現を骨格に、
限りなく広がるグラフィックデザインの可能性。
2007.04.12更新




デザイン学科企画GAKUTEN記念講演
1月26日(金) 「グラフィックデザインの拡張性」
講師:グラフィックデザイナー 廣村 正彰氏

 昨年に引き続き2年目のGAKUTEN開催にあたって、グラフィックデザイナー廣村正彰氏をお招きしての記念講演会が初日の1月26日に開催された。廣村氏はグラフィックデザインを中心にサインデザイン、ディスプレイデザインなど、空間全体を使ったデザインへとその領域を広げ、多くの受賞歴を持つ。これまで手がけた仕事を紹介しながら、グラフィックデザイナーをめざす学生に向けて、幅広い視点でデザインの可能性を考えていくきっかけにして欲しいと話した。
 丸井北千住のレストラン街では、漢字と絵を合わせて文字を象形化し、食遊館とネーミングした空間デザインを提案。その近くに住む外国人や子どもたちにもわかりやすく、遊び心にあふれたデザインとなった。横須賀美術館のシンボルマークデザインでは、美術館から見える海の風景写真をそのまま取り入れている。この種のマークとしては初めての試みであり,現地の写真を使うことで、見る人により印象深いものとなった。名古屋で開催された世界デザイン会議のバルーンを使ったサイン広告もユニークだ。ボランティアが矢印をつけたTシャツを着て立つという、人を使った企画も廣村氏ならではのアイデアだ。無印良品のシリーズ広告では「平凡な非凡」と題した情報誌を企画。身近な素材をテーマにシリーズで3冊手がけている。写真とコピーで表現されただけのシンプルな展開だが、説得力のある切り口や見せ方に惹きつけられる。いずれもユニークで多彩なアイデアや表現というだけでなく、そこにしっかりとした意味の裏付けがあるため、見る人を引き寄せ、説得する力に満ちていた。
 廣村氏は学生に向けてあまりがんばりすぎないでとも語る。がんばりすぎると折れてしまうからだ。大切なのは、体力と精神を鍛えること。デザインはいろいろなことを創造するなかで、その骨格がないと定着しない。骨格というのはロジックや説得力、成果であり、単に創造するだけでなく、そうした骨格作りのために、創造しながら定着するまでのプロセスをも考えて欲しいという。デザインの世界が多様化し、変化し続ける中で、今後グラフィックデザインの分野を目指す学生に対して、どんな可能性が広がっているか、またどのような役割を担っていけばよいのかを具体的に示唆する貴重な講演であった。



1年次から3年次までが作品を発表。
デザイン学科が昨年に引き続きGAKUTENを開催。
2007.04.12更新




 デザイン学科では、1月26日(金)・27日(土)・29日(月)までGAKUTENを開催。GAKUTENは1年次〜3年次までの学生全員の学年末修了展として行われたもので、今回で2回目の取り組み。各学年修了時に1年間の集大成として作品を発表することで学生のモチベーションやレベルアップにつなげることをねらいに企画された。
 作品は1年間に制作したものの中から、学生が自主的に数点の作品を選んで出品。授業の課題作品が中心となっているが、学外の公募展やコンペに出展した作品や、GAKUTENのために特別に制作した作品を出品した学生もいる。
 さらに今回は、初日の1月26日にグラフィックデザイナーの廣村正彰氏を招聘し、GAKUTEN記念講演会を開催。「グラフィックデザインの拡張性」をテーマに約1時間半の講演が行われた。また、講演会の前には2・3年の学生と教授数名によるGAKUTEN講評会も併せて実施され、学生にとっては作品を多くの人にプレゼンするよい機会となった。
 デザイン学科長の杉田圭司教授は、デザインをしていて一番うれしいのは、やはり自分の作品が他者から認められる瞬間。学生達にとってGAKUTENがそんな発表の場になってくれればと期待する。今後の課題としては、作品全体のクオリティアップをあげ、ゆくゆくは企業にアピールできるレベルまで作品の質を高めていきたい。また、より積極的な参加を呼びかけるため、GAKUTENでの評価が成績に反映されるような仕組み作りも検討していきたいと語った。



デザイン・トリプレックス2007で、
本学学生がプレゼンテーションを実施。
2007.02.22更新




2006年12月22日、名古屋・栄のナディアパーク・デザインセンタービル内で開催されたデザイン・トリプレックス2007。その関連催しとして開かれたコミュニケーションパーティで本学造形学部デザイン学科4年の吉口智晃さんがプレゼンテーションを行った。
 デザイン・トリプレックスとは、名古屋市を含む3団体で構成されたデザイン事業推進委員会が主催すると共に、日本ディスプレイデザイン協会、日本サインデザイン協会、日本商環境設計家協会という分野が違う3団体が共催する催し。デザインの使命を3つの視点から確かめ、各々の価値を見い出す機会として一昨年よりスタートした。
 吉口さんのプレゼンテーションは、当日開催されたシンポジウムに参加した方々、並びにゲストが顔を揃えたパーティ会場で実施。名古屋港水族館のVI計画をまとめたパネルを提示しながらの発表となった。プレゼンテーション後は、環境デザイナーをはじめ、プロからの講評が語られた。ロゴタイプの色づかいやコーポレートカラーとして設定した色の弱さなど、いかに視認性を高め、見る人に的確にメッセージを届けるかという視点で語られた意見は、いずれも厳しいものとなった。
 学外、特に第一線で活躍する方々を交えた中でのプレゼンテーションは初めての経験のため、何よりしっかりと話すことが出来なかったと吉口さんは振り返る。作品の完成度はもちろんではあるが、自分がどんなメッセージを届けたかったかを伝えるプレゼンテーション力の重要さをあらためて知る機会となった。社会に出て活躍するための最初の課題が見えたようだ。



デザイン学科4年水野広大さんが、
約4,500枚もの作品を敷き詰めた個展「One」を開催。
2007.02.16更新


 11月28日から12月14日まで、本学スチューデントスクエアにおいて「I am One」と題する個展が開催された。これは、造形学部デザイン学科4年の水野広大さんの作品展。この大学で何を学ぶことが出来たか。またそれを土台にこれから何が出来るのか。考えた結果を視覚化して、多くの人々に発信したいというのが開催のきっかけだった。
 並べられたのは、A4サイズのまっ白な紙に、その日の記憶やひらめきなど、まさに思いつくままのモチーフをパソコンや絵の具、鉛筆などを使って描いた約4,500点もの作品群。3月から描きためたものだった。展示方法は、床一面に敷き詰められた作品の間を一本の道が貫き、そこから展観するというユニークなもの。訪れた人からは「作品の中に入っていく感じが、海の中に潜っていく感じに似ていた」という感想も聞かれるほどだった。
 タイトル「One」について水野さんは、私自身は一人しかいない、という意味を込めると同時に、余分なものをそぎ落とした自分自身のこと、という意味も含ませたと言う。この個展の開催にあたっては、会場の設営、搬入・搬出、記録映像の撮影などに多くの仲間が参加してくれ、それが何よりうれしかったとも語る。
 「この大学で過ごした4年間に、ムダなことは何もなかった」これは卒業を前にして語った水野さんの言葉。描いたのは一人のチカラだけれど、4年間で得た仲間がいて初めて開くことが出来た個展は、まさに大学生活の集大成に違いない。



第14回原山祭 デザイン学科特別講演会
「ピカソは名古屋人」
2007.01.26更新




講師:山田 彊一氏

名古屋人も巨匠になれる?
ピカソの天才伝説に学ぶ山田流ブランド論。

 第14回原山祭のデザイン学科特別講演会として、講師に山田彊一氏をお迎えして「ピカソは名古屋人」をテーマにお話しいただいた。本学デザイン学科杉田教授の30年来の友人である山田氏は、現代美術作家として活躍する傍ら、ユニークな切り口で名古屋論を唱えるエッセーも出版。今回のテーマにもなった著書「ピカソはやっぱり名古屋人」は、ベストセラーにもなった。ユーモアたっぷりの語り口と、自作プリントのオリジナル手シャツを景品にしたクイズを交えるなど、飽きさせない楽しい講義となった。
 山田氏がピカソについて研究する中で、彼の生誕地であるスペインのマラガに行ったときのこと。喫茶店に入った際におつまみが出たことに驚いた。名古屋も喫茶店で必ずおつまみが出ることで知られており、山田氏はピカソ出身のマラガと名古屋との共通点を見いだしたことが、「ピカソは名古屋人」という著書を出す一番のきっかけになったという。他にもマラガの人が服のボタンを金に変えるということも、金が好きな名古屋人との共通点。ピカソと名古屋人とを強引に関連づけ、名古屋人にも巨匠になる要素はあると強調するとともに、ピカソがなぜ有名になったかを、女性関係のエピソードを含めてユーモアたっぷりに語った。
 絵で有名になろうとしたピカソは、16歳の時にマラガの美術コンクールで1位になり天才画家への第一歩を踏み出す。その後も次から次へと恋愛を繰り返しながら絵を描き続けるが、その中でも有名な3作品がピカソを巨匠にしたと山田氏は解説する。一つめは26歳のときの作品で「アヴィニョンの娘たち」。ピカソは目の位置が2つある世界を表現し、キュービズム(立体派)を発見する。絵に新しい発見を求める時代の先駆けの作品となった。2つめは35歳の時に描いた「パラード」。ピカソはジャン・コクトーやソティらと組んだ前衛劇の緞帳の絵を描き、大きな話題を呼んだ。そして3つめは56歳の作品「ゲルニカ」。「ゲルニカ」はドイツ軍に無差別に空爆されていた街の名前で、歴史上初の反戦の絵となり、ピカソはその名を世界に広め、天才画家の地位を不動のものにした。山田氏は、ピカソは自らの戦略で自分をブランドに仕立て上げたという。人の真似をしないで、目立つことを仕掛けて話題になるのがアーチスト。そしてブランドになったらそれが価値になるとアピールする山田氏。ピカソ研究から得た山田氏独自の理論は、学生にとって今後社会を生きぬいていく上で非常によいアドバイスになったに違いない。



2006年のデザイン学科NEWSアーカイブ 2007.05.09更新
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2005年のデザイン学科NEWSアーカイブ 2006.09.05更新
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2004年のデザイン学科NEWSアーカイブ 2005.6.22更新
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