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経営哲学特講(CDS株式会社)【11/27開催分】

更新日:2009年12月03日

ニーズを読み、スピーディに行動する。
M&Aもグローバル戦略も、それが基本。


「ドキュメントからソフト・ロボットまで新たなビジネスモデル構築へ」

特別講師:CDS株式会社 芝崎晶紀氏
平成21年11月27日(木)

 昨秋の世界同時不況により設備投資を控えたり、事業計画の凍結を行うなど企業活動の縮小が趨勢となっているいま、岡崎市に本社を置くCDS株式会社は積極的な戦略によって事業を大きく発展させている。今回の経営哲学特講には、その推進役である芝崎晶紀代表取締役社長にご登壇いただき、創業から現在、さらには近未来までを視野に入れた、事業発展のためのロードマップをお話しいただいた。
 1980年、芝崎氏によって設立された同社の歩みは技術出版物専業会社としてスタートした。その歴史を受け継いでいるドキュメンテーション事業は、自動車や携帯電話の取扱説明書、その多言語版、3Dアニメーションなどを使った動画マニュアル、e-ラーニングコンテンツの作成など、制作範囲は多彩なメディアへと進化している。また、近年では3次元CADを駆使した製品設計、モデリング、解析、さらにITソリューション全般にわたる業務を同社のエンジニアリング事業、技術システム開発事業分野として確立。2004年には14.8億円(連結)だった売上げを大阪証券取引所ヘラクレスに上場した2007年にはおよそ3.8倍の56.5億円(連結)と、わずか数年の間に業務の拡大と併せて経営基盤も強固なものにしている。
 この背景には芝崎氏のM&Aを基本とした事業展開がある。例えば、三菱自動車の子会社であった株式会社エムエムシーコンピュータリサーチの株式を2005年12月に取得。株式会社MCOR(グループ企業)として、自動車、情報家電、産業機器分野などの技術システム開発を担う企業として成長させている。また、ユニーの子会社であった株式会社バイナスの株式を2008年10月に取得。ロボットによって省力化・少人化を実現する技術開発などを推進している。2011年には売上げ100億円をめざす芝崎氏の構想には、これ以降もM&Aや業務提携が念頭にあると言う。
 また、もう一つの戦略として芝崎氏は事業のグローバル化を挙げる。ドキュメンテーション事業において多言語化のニーズが高まると見るや、技術翻訳や法律翻訳などを行っているフランスのSB TRADUCTIONの株式を51%取得し、フランスを拠点として世界中にマーケットを拡大している。加えて、ドイツのダイムラー社、アメリカのボーイング社、ブラジルのエンブラエル社をはじめ世界中の企業に技術者を派遣しているのもグローバル戦略の一つ。岡崎発の技術が世界を舞台に活躍し続けているのだ。
 芝崎氏のお話しを伺っていると、時代を察知する力と行動力、特にそのスピードに驚かされる。次は医療機器分野、そして新幹線や航空機産業が進展していくと芝崎氏は言う。その読みを念頭に置いた経営計画、さらにはその実践としてどんな行動に出るのか。答えはきっとすぐに見えてくるに違いない。

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【経営哲学特講】
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