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大濱 慶和 教授・経営学部長

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大濱 慶和 教授・経営学部長・ビジネスマネジメント学科長
経営管理、経営学


オオハマ ヨシカズ
企業経営における経営者倫理、環境変化と企業の経営行動。
日本大学大学院 商学研究科博士課程単位取得。

健康と集中力を養うために、ゴルフとウォーキングを続けている大濱先生。これまでにも野球や水泳、茶道などと、興味を抱いたことにはアクティブに取り組んできました。合うか合わないか、できるかできないかは、やってみないとわからないとのこと。経営学部の学部長としても、即戦力となるビジネスパースンを育てるために “KAE(K-knowledge・A-ability・E-experience)”(ただ知るだけでなく実際にできるように行動すること)に基づく実践教育を日常生活にも取り入れておられます。

先生のご専門は経営管理と物流管理とのことですが。
研究テーマは“企業経営における経営者倫理"と“経営意識と企業経営行動"。簡単に言えば、企業組織を運営していくうえで、いかに個人を尊重しながら意思決定をしていくかという方法の模索です。利益を優先させても、お客様がついてくる時代は終わりました。情報があふれる社会の中で、人々の目もシビアになっていますからね。しかし、企業の最重視事項はやはり利益。組織を存続させるには当然のことです。そこで考えなければならないのが、利益と人間性、つまり企業倫理、相矛盾するこの二つのバランスをどうとるかということ。私が研究しているのは、企業とそれを取り巻く環境との間に生じる問題を現象面だけで捉えるのではなく、要因を探って解決方法を検証することです。
利益と企業倫理、どちらも大切にしたい。それはまさに時代の課題ですね。
解決方法についてのご見解は?
いろいろな人との関わり方を、より大きな視野で捉えることが必要だと思います。言ってみれば、企業も人間社会と同じですよ。生きていくためには欲しなければならないものがあります。しかし、自分のエゴばかり通していては、誰からも信頼されなくなってしまいます。自分と直接関わる人々、あるいは遠くで困っている人々のことを思いやる気持ち。そんな優しさをベースに考えたら、ある程度の問題は人道的な解決ができます。企業も同じなんです。企業を取り巻く環境を知り、その接点にある問題と原因を知り、みんなが幸せになるためにはどうしたらいいのかを考える。最終的には経営者の資質が問われてくるのですが、周辺環境を熟知するためにも、企業には法律や経済、心理学など様々な分野の専門家が必要だと思いますね。
経営者の意思決定について、日本と欧米との間には差があるように思いますが。
確かにそうですね。日本を含めたアジアと欧米とでは、国民性が異なります。ドライに割り切ってスピーディに決断する欧米式の考え方を、日本がそのまま真似ても無理が生じますよ。私としては、欧米の良いところは吸収しつつ、日本の良いところは残すべきだと思いますね。日本の良いところというのは、折衷案ができるところです。欧米のドライな感覚に対して、日本にはライバルをも助けようとする情けがあります。どちらが良い悪いということではなく、国民性に合ったやり方を構築することが大切だと思いますよ。
最後になりますが、経営を学ぶ学生たちにメッセージをお願いします。
経営者としての資質は、人間としての資質です。情報が氾濫する中でどれをピックアップするか、常識的な判断力を持って臨んでほしいですね。しかし一口に常識と言っても、それは常に変化してゆくものです。本当に正しいことは何か、それを判断する方法を二つ教えましょう。実際にやってみることと、他人の話をよく聞くことです。私も教育者として、学生が体験できる機会をたくさん設けたり、面白く聞いてもらえるようなわかりやすい講義を心がけたり、日々努力していきますよ。
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