造形学部 デザイン学科
HOME > 学部 > 造形学部 > デザイン科 > 教員紹介 > 竹原 裕 教授

竹原 裕 教授

竹原 裕の写真
竹原 裕 教授
視覚伝達デザイン

ポスター

タケハラ ユタカ
愛知学芸大学学芸学部卒。広告代理店でアートディレクターを務めた後、愛知教育大学教授などを経て現在に至る。中部デザイン団体協議会会長、中部クリエーターズクラブ会長などを務める。

昨年より本学にて専任講師として教鞭を執っていらっしゃる竹原裕教授。現役のグラフィックデザイナーとしても制作活動を続ける傍ら、業界でも重要な役を務めるなど幅広く活躍していらっしゃいます。プライベートではゴルフをたしなみ、4人のお孫さんもいらっしゃるとか。竹原先生のこれまでのご経験から、デザイン教育やデザイナーの資質についてお話を伺いました。

どのようなご経緯でデザイナーの道に進まれたのですか?
母校である愛知学芸大学は愛知教育大の前身で、教員養成が目的でしたから、ほとんどの卒業生は、小・中・高等学校の教員になっていきました。そんな中で、小さい頃から絵を描くのが好きだった私は、一時は画家を目指したのですが、就職する際、画家よりもデザイナーの方が生活しやすいと考えて、広告代理店に就職しました。60年代初めの頃はちょうど経済が急成長していた時期でしたから、広告業界は活気がありました。当時は広告業界でも大卒は少なくて、技術をしっかり身につけた工芸・工業高校のデザイン科卒のデザイナーが多かったのを覚えています。広告業界で多忙な10年を過した後、縁あって母校の愛知教育大学で経験を生かしながらデザイン教育に携わることになったわけです。
愛知教育大学ではどんな教員時代をすごされましたか?
教育大学ですから、美術の教員を養成することが目的であり、デザイン系の専門大学に比べると、デザインを学ぶ時間は圧倒的に少ない。技術面ではとても太刀打ちできません。私が指導した学生も半分くらいは教員になりましたが、あとの半数は専攻したデザインの専門性を生かして、メーカーやマスコミ、広告関連や流通業界に就職していきました。そんな学生をどう育てるかがその当時の課題でしたが、幸い教員養成大学はミニ総合大学と言われるように、多くの分野にわたる授業や研究者に接触できる機会に恵まれており、そこから受ける多様な情報や示唆が、デザインの発送や思考の幅を拡げ、彼らを成長させてくれたと思っています。再にデザインという作業はプランニングや専門家とチームワークを組んで進めることが、非常に重要であることを知っていましたので、各々の持ち味を生かしながら互いに協調して問題意識を共有しつつ、作業を進める学習にウェイトをおきました。その結果、学生たち自身が、企画力やまとめる力、構想する能力を身につけるようになり現在多くの卒業生がデザインの第一線で活躍してくれています。
ディレクターの資質を備えたデザイナーということですね。
はい。色や形だけで勝負するデザイナーと違って、プランニングやディレクションもできるため、就職の窓口も幅広い分野に広がり、教員よりも民間企業に就職する学生が増えましたね。実際、技術的な部分は学生時代に多くを学ばなくとも、就職後の研修や実践で身につけることができると思っています。 愛知教育大学では、教員養成大学ゆえに、教養科目を学ぶ機会が多かったことが、かえってデザイン教育にも非常にプラスになったと思います。だから私は、デザインの専門学校で学ぶことも重要だと思いますが、教育学部や社会学部でデザイナーを育成するプログラムがあっても面白いと考えています。日本は芸術・美術系大学又は工業系大学でのデザイナー養成に偏っていますから、いわゆる造形デザイナーというタイプが多すぎる。ディレクション能力や教養的な資質、思考力を育てながら、与えられた条件のなかで新しい価値の創出を模索することのできる体質を作ることが重要なんです。そういう意味で、私は視野の広い社会性を身に付けたデザイナーを育てていきたいと願っています。
教員活動と並行して、制作活動も精力的に続けていらっしゃいますね。
教師の背中を学生に見せることも、教育の一つの手段だと考えています。デザイナーであり表現者の1人として常に表現し続け、学生に見せながら、そこから学び盗んでもらい、1日も早く教師を乗り越えてくれることが、教師冥利に尽きるといえるのではないでしょうか?。最近の作品では、愛知万博開催時に日本グラフィックデザイナー協会が中心となって制作した、記念ポスターが記憶に新しいですね。全国から50人を選抜し、競作で開催中に万博協会主催の展示会を行いました。私の作品は自然の美をコンセプトに、遠近法で山の奥行きや日本の風土の美しさを表現したものです。その他、名古屋港100周年記念ポスターや、アジア環境ポスター展への出品作品などが比較的新しい作品です。
最後に学生へのメッセージをお願いします。
時間があればデパートやスーパーを歩いて、どんな商品が今マーケットを動かしているかを見たり、電車に乗れば中吊り広告を見て、自分ならどうするかなど、どんどん街の中を歩いて情報収集をして欲しいと思います。そして敏感なアンテナを張って、世の中の動きを察知して欲しい。たくさんの読書をし、貪欲に勉強して欲しいと思いますね。それは若いから出来ることですよね。最近は豊かさのせいもあって、ハングリーさに欠けているような気もします。一方で遊ぶことも大切で、学生にはよく遊び、よく学ぶことを奨励しています。好奇心旺盛で貪欲な精神こそが、充実した30代を手に入れる秘訣だと思います。

竹原 裕の写真

HOME > 学部 > 造形学部 > デザイン科 > 教員紹介 > 竹原 裕 教授
  • CHANGE【愛産大の新しい取り組み】
  • アイサン大生のブログ
  • 春のオープンキャンパス
  • 進学相談会
  • 入学検定料
  • 建築コンペティション
  • 大学案内・入試要項 資料請求
  • 学校案内デジタルパンフ
  • メールマガジン会員募集

モバイルサイト

最新情報やスクールバス時刻表は、携帯サイトからもご覧いただけます。

愛産大モバイルサイトQRコード